時間がうまく使えないのは体力不足なのにマルチタスクしようとするから

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「時間があったはずなのに、時間がなくなっているのはなぜか」三弐 万理人 より


 
  十分な体力と、その土台の上に存在する集中力がなければ、「自由時間」をうまく使えるはずなどありません。

体力不足だから時間がうまく使えない

 体力の不足、すなわち身体的なエネルギーの低下状態、疲労状態です。
 その状態で無理に何かをやろうとしても、作業効率が低下し、同じ仕事に対して時間がかかることになってしまいます。

 疲労状態では、体力を要する活動や運動に取り組むことが難しくなります。
 結果として、動き回る時間が制限され、時間の効果的な使い方が妨げられることになるでしょう。

 当然この状態では、適切な休息やリカバリータイムが必要です。貴重な「自由時間」がそれに当てられることになります。
 あるいはそれがもったいなくて疲れたまま何らかの活動を行い、結果として、体力の回復が遅れ、持続的な活動が困難になるという悪循環に陥る可能性があります。

集中力不足だから時間がうまく使えない

 集中力が低い状態は、時間の浪費に直結します。

 また集中力が低下していると、行動の優先順位を見極めることが難しくなります。
 時間を本来の重要な行動に割くことができず、後回しにされたり、締め切りを逃したりといった弊害が発生します。

 集中力不足は、判断力や創造性も低下させます。
 重要な意思決定を迅速かつ的確に行うことが困難になり、問題解決や創造的な活動に時間をかけることができなくなるでしょう。

無理にマルチタスクしようとするから時間がうまく使えない 


 これらの結果、「疲れたから休む」という結論に達して「自由時間」を「休息時間」に当てるのならば問題はありません。
 ですが「時間がもったいないので何かやらなくては!」となって、無理矢理行動しようとするのは危険ですらあります。

 特に時間がないからあれもこれもと言うことで、マルチタスクに手を出してしまう事は最悪の手段であるといえます。
 ご存知の通り、人間には基本的にマルチタスクは不可能です。
 にもかかわらずマルチタスク取り組もうとすると様々な弊害が発生します。まとめると以下のようになります。

・注意散漫と集中力の低下

 マルチタスクを実行しようとすると、複数のタスクに注意を分散させる必要があります。その結果、集中力が低下します。
 タスク間の切り替えには、思っている以上に脳に負担がかかります。その結果貴重な集中力がゴリゴリと削られていくのです。

・生産性の低下

 マルチタスクでは、複数のタスクに分散して時間とエネルギーを割かなければなりません。そのため、結果的に個々のタスクに割ける時間やリソースが減少し、各タスクの品質や効率が低下します。
 特に高度な思考やクリエイティブな仕事においては、集中力や深い思考が必要とされるため、マルチタスクは品質に悪影響を及ぼす可能性が高いと言われています。

・ストレスと精神的な負荷

 複数のタスクを同時にこなそうと考えるだけで、ストレスや精神的な負荷は増大します。タスクの管理や優先順位付け、期限の管理などの負担が増え、それが大きなストレスになるのです。
 長期間にわたってマルチタスクを続けると、ストレスや疲労が蓄積し、心身の健康に悪影響を及ぼす可能性すらあります。

・品質の低下とミスの増加

マルチタスクでは、各タスクへの注意が分散されるため、作業の品質が低下する可能性があります。集中力の欠如やタスクの切り替えに伴うミスが増え、正確性や精度が損なわれることがあります。

 以上のように、マルチタスクはストレスの原因となり、集中力や創造性に悪影響を及ぼし、結果的に「自由時間」の品質を大きく低下させることに繋がります。
 
 
 
 

発行 2023年5月29日

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