「行動に集中するため”だけ”のミニマリスト超入門」三弐 万理人 より
ミニマリストとしてのスタート:不要なものを手放す
ミニマリストとしてのスタートを切るには、不要なものを手放すことが欠かせません。手放す対象は、物質的なものだけでなく、精神的なものも含みます。
最初に手放すべきものは、使わなくなった物です。
クローゼットに眠っている服、使わなくなった家電製品、本棚に並んでいる読み終わった本など、使わなくなったものは思い切って手放しましょう。これらのものは、未来に役立つかもしれないという希望や、過去の思い出に執着しているだけで、実際には今現在、あなたの生活には必要ありません。
次に手放すべきものは、あなたの生活にストレスを与えるものです。
たとえば、使い方が難しい調理器具、整理整頓が苦手で散らかっている部屋、煩わしい趣味や義務などです。これらのものは、あなたの生活を煩雑にし、本来の目的である幸せな生活を阻害するだけです。これらを手放すことで、心身ともにスッキリとした状態になります。
人間関係においてストレスを感じる場合もあります。トラブルメーカーや、あまりにもエネルギーを吸い取られる人々など、ストレスを感じる人々から距離を置くことも必要です。これにより、あなたの人生にとってプラスに働く人間関係を築くことができます。
不要なものを手放すことは、スタートを切るための第一歩です。これにより、あなたは身軽になり、自分に本当に必要なものを見極めることができます。手放すことで、人生の目的に向けた新しいステップを踏み出すことができるでしょう。
ものを整理する方法
ものを整理することは、ミニマリストになるためには欠かせないステップのひとつです。しかし、多くの人が整理すること自体が苦手だったり、何から手をつけてよいかわからなかったりすることがあります。
まずは、自分が整理したい場所やものを決めます。
例えば、クローゼット、書類、デスク周りなどです。次に、その場所やものについて、「どのようなものがあるか」「どのような使い方をするか」「どのような状態にしたいか」など、整理の目的や方針を決めます。
整理を始める前に、全体像を把握することも大切です。
クローゼットを整理する場合は、まず全ての衣類を取り出して山として積み上げ、種類別に分けたり、季節別に分けたりして整理することが効果的です。書類の場合は、重要度や種類、期限などを考慮して分類することがポイントです。
整理する際には、不要なものを見極めることが大切です。
使っていない衣類や書類、必要のない小物などを捨てたり、寄付したり、売ったりすることで、スペースを確保し、生活をシンプルにすることができます。
最後に、整理したものを整理したままにすることが重要です。
定期的に整理する習慣をつけることで、不要なものがたまらないようにすることができます。また、整理することで、必要なものがすぐに見つかるようになり、行動に集中することができます。
必要最小限のものを見極める方法
必要最小限のものを見極めることは、ミニマリストになるためには欠かせないスキルです。不要なものを手放すためには、何が本当に必要で何が不要なのかを見極めることが大切です。
まずは、身の回りの物を整理してみましょう。
全てを一度に整理するのは大変ですので、例えば衣服から始めると良いでしょう。全ての衣服を出し、必要最小限のものだけを選びます。必要最小限とは、季節やライフスタイルに合わせた衣服の数です。一つの衣服で複数のシチュエーションに対応できるものがあると便利です。
次に、自分が大切にしているものを考えてみましょう。
人それぞれ大切にするものは異なりますが、例えば家族の写真や思い出の品、愛着のある本やアクセサリーなどが挙げられます。それらを大切にし、必要最小限のもの以外は手放しましょう。
ミニマリストになるためには、新しいものを買いすぎないことも大切です。
購入する前に、「これは本当に必要なものなのか」と自問自答してみましょう。また、無駄なものを買わないように、買い物リストを作ると良いでしょう。
必要最小限のものを見極めることは、ミニマリストになるためには欠かせないスキルです。整理整頓することで、自分自身が何が必要で何が不要なのかを客観的に見ることができるようになります。
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