「行動に集中するため”だけ”のミニマリスト超入門」三弐 万理人 より
ミニマリストが「創作活動に集中するため」、そしてそのベースとなる「読書」するためのミニマルな環境について考えます。
インプットなくして、アウトプットはありません。
良質な読書体験なくしては、何事も作り出せない(文章に限らず)のです。
それにはインプットとアウトプットに関するもの以外を、環境から取り除く必要があります。
創作活動に集中するためのミニマル環境
創作に必要なもの以外は取り除く
創作活動に集中するためのミニマル環境を整えるためには、まずは作業スペースを整理しましょう。机の上には必要最小限の道具や文具、必要な資料だけを置いて、余計なものを取り除きます。
とにかく、創作活動に必要なもの以外はすべて片付けます。
たとえば、創作活動に関係のない書類や物品、電子機器などを片付け、ノートパソコンやタブレットなどの電子機器も必要最小限のものに絞ります。また、ノイズキャンセリングのイヤホンやヘッドフォンを使用して、周囲の騒音を取り除くのもいいでしょう。
ただし、アイデアを発想する段階においてはカオスな環境、つまり色々なものが出しっぱなしで目に入るごちゃごちゃのカオスな環境が良い、という説もあります。
確かに0を1にする段階では、そのような環境があっているという人もいらっしゃるでしょう。
一部の天才の方々(ジョブスなど)の書斎の写真などをみると、ミニマリストになりたいという気持ちも揺らぐ場合もあるかも知れません。
しかし少なくとも、浮かんだアイデアをきちんとしたアウトプットのカタチにする段階では、余計なものは不要です。
アウトプットに集中するために、不要なノイズは可能な限り排除しましょう。
視界に入るデスク周辺も片付ける
作業スペース周りには刺激の少ない空間を作ることも大切です。例えば、壁にはシンプルな色や模様のものを選び、視界に入るものはなるべく無色透明なものにすると良いでしょう。
人間はたとえそれを注視していなくても、視界に入ったものから何かしらの情報を受け取っています。
それは気が付かぬうちに、確実に脳のリソースを消費しているのです。
作業時間を決めて集中する
時間管理をしっかりと行うことも重要です。創作活動に集中するためには、作業時間を決めて、その時間中は集中して作業するようにしましょう。
作業中に気になることがあった場合でも、メモなどに書き留めて、後で対処するようにしましょう。
私はGoogle keepに「後でやるリスト」を作って、音声入力しています。
私の場合は、単にペンを持って紙に手で書くよりも、スマホに向かって音声入力するほうが脳のリソースを使わない気がするのでそうしているのです。通常は紙に走り書きするほうがいいかも知れません。
以上のように、創作活動に集中するためには、ミニマリストの考え方を取り入れた環境整備が大切です。
必要最小限のものに絞り、余計なものを排除し、集中できる空間を作ることで、より効率的に創作活動に取り組むことができます。
「集中」が一番重要なのです。
読書に集中するためのミニマル環境
読書は、脳内に情報をインプットするための最重要手法です。
リラックスしたり、自己啓発をするために多くの人が楽しむ趣味の一つでもあります。
しかし、いざ読書に没頭しようとしても、周囲の騒音や物の多さに気を散らされることがよくあります。
ここでは、読書に集中するためのミニマル環境について考えてみましょう。
読書する場所を決める。確保する
まず、読書に適した場所を選ぶことが大切です。
騒音が少なく、集中しやすい場所を選びましょう。
自宅で読書をする場合は、一番静かな場所を選ぶべきです。
また、図書館やカフェなどの外出先でも読書することができますが、その場合は周囲の雑踏や騒音に注意しましょう。
静寂を得るために、ノイズキャンセリングイヤホンや耳栓を利用するのもいい方法です。
読む本以外を片付ける
次に、読書に必要なものだけを用意することが大切です。必要最低限の本を選んで持ち歩き、その他の本は収納しておくことで、スペースを確保できます。
また、本を読むための机や椅子も、シンプルなものを選ぶことでスペースを確保できます。余計な物を排除することで、読書に集中することができます。
私は完全に電子書籍派なので、タブレットもしくはスマホひとつだけもって読書しています。
とうぜん、タブレットやスマホの他の機能(ゲームなど)が誘惑してくることも多々ありますが、以下のように対処しています。
・不必要な通知を全て切る
・kindleアプリは基本的に立ち上げっぱなしにする
・全集中したいときにはネットワーク接続を全て切断する(たまに再接続を忘れてヤバいことになる・・・)
読書時間を予定に組み入れる
さらに、読書に必要な時間を確保することも大切です。自分のペースに合わせて、読書に集中する時間帯を作りましょう。
例えば、毎晩寝る前に30分だけ読書するなどと決めてしまうのです。
その時間はSNSなどからの情報刺激を避けるために、スマホなどを物理的に周辺から離してしまいましょう。
そうやって、読書に専念するのです。
私の場合は前述した通り電子書籍を読むためにスマホを使いますので、その方法はとれません。
ですが「スキマ時間はだいたい読書」と決めているので、数分の隙があればスマホを取り出して立ち上げ済みのkindleアプリで読書を開始することが習慣化できています。
もちろん、時と場所は選びますが・・・。
以上のように、読書に集中するためには、静かな場所を選び、必要最低限の本や家具を用意し、時間を確保することが大切です。
ミニマルな環境を整えることで、読書に没頭し、創作活動や、自己啓発、リラックスにつなげましょう。
余談:拝啓。電子書籍反対派(笑)の作家様へ。
勉強のところでも書きましたが、私は完全に電子書籍派です。ただしまだまだ紙の本しか出ていないものも多く、思想的には完全に電子に移行していますが、現実的にはまだまだなのが残念です。
特に楽譜は早急にどうにかしてもらいたいところ。自分でスキャンして電子楽譜化するスキルも身につけましたが、面倒で時間がかかり、その分練習したほうがいいのではないかと思わざるを得ません。
さらには電子書籍化に反対とかいう謎の思想をお持ちの作家様も多少いらっしゃるようですが、そういう人は基本私の中では「最初からいなかった人」扱いとなっております。
……といいつつも土下座してでも電子化をお願いしたい作家様もいます。どうか!、どうか電子化を!
追記:名前出しちゃいますけど、特にマンガ家では永野護先生!!
どうか電子化を!!、「ファイブスター物語」本編及び副読本をお願いします!!(土下座ッ
長期連載ゆえに、読者は皆高齢化してます!!(笑)、老眼で文字&デティールがみえましぇん!!!(泣)

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