「行動に集中するため”だけ”のミニマリスト超入門」三弐 万理人 より
そんなことはわかってるんだけどできないんだ!という人(私含む)へ
ここまで述べた精神論と方法論、そしていくつかのヒントが実行できるならば、あとはもう言うことはありません。
でもやろうとしてもできなかった、途中で挫折した、そもそもめんどくさそうなのでやる気しない(けどミニマリストにはなりたい)という方には、ミニマリストになる目的もミニマルにするという戦略を提案したいと思います。
目的とした一つの行動をとりやすくすること、それのみをミニマリストになる目的とすることです。
目的となる行動を邪魔するものを環境から排除し、その行動に着手するための時間を限りなくゼロに近づけることだけを目的とするのです。
極端な話、その目的が達せなれるならば、目的と関係ない場所がいくら散らかっていようが問題なし、という割り切りです。
おめでとうございます!
いちばん重要な目的のためのミニマルな環境が構築できたら、もう勝利なのです。
あとはそのいちばん重要な目的のための行動に、ひたすら集中してください。
そしてもし、余力ができたら、次の目的のための行動に集中するためのミニマリスト戦略に進んでもいいでしょう。
勉強するためのミニマルな環境の作り方
勉強に集中するためには、煩雑な環境やノイズを取り除くことが重要です。以下に、勉強に集中するためのミニマル環境の作り方とアドバイスを紹介します。
・整理整頓をする
勉強に必要なものだけを机の上に置き、不要なものを片付けます。机の上をスッキリさせることで、集中力がアップします。
・自分に合った場所を見つける
勉強する場所は人それぞれ異なります。自宅ではなく、図書館やカフェなどの外出先で勉強する人もいます。自分に合った場所を見つけて、勉強の効率をアップさせましょう。
・音楽を聴く
音楽は勉強に集中するための一つの手段です。自分に合った音楽を聴くことで、集中力がアップする場合もあります。ただし、音楽によっては集中力が散漫になる場合もあるので、自分に合った音楽を選びましょう。
・スマートフォンをオフにする
スマートフォンやSNSによる誘惑は、勉強の妨げになることがあります。集中力を高めるためには、スマートフォンをオフにするなどの対策が必要です。
・タイマーを使う
勉強する時間を決めて、その時間だけ勉強することで、集中力をアップさせることができます。タイマーを使って、時間管理をしましょう。
・ブロックスケジュールを導入する
ブロックスケジュールとは、一定時間ごとにタスクを決め、時間を区切って実行する方法です。勉強する時間、休憩する時間を決めて、スケジュール通りに実行することで、勉強に集中しやすくなります。
勉強に集中するためには、自分に合った環境づくりが大切です。自分に合った方法を取り入れて、効率的な勉強をしましょう。
私のミニマルな勉強環境
私は今、とある資格試験に向けて勉強しています。
そのための環境としては、PCとiPad、紙のテキストが必要です。
PCとiPadは、最低限の文具とともにデスクの一番良いところに起動しっぱなしで置いてあります。
紙のテキストも座ったままですぐ手の届く位置に置きました。
本来は紙のテキストも全てPCとiPadで読める電子書籍にしたいのですが、電子化されていないテキストもまだ多いので妥協しています。
余談ですが、私は勉強のテキストであれなんであれ、可能ならば全て電子書籍で揃える派です。(ただし本番の試験がペーパーテストならば、模擬試験集は紙で買います)
持ち歩けるという利便性を最重要視しているからです。もちろん、まったく場所を取らないという意味で、ミニマリストの思想にも合致すると思います。
時間術としては、25分勉強して5分休みを繰り返すという、ポモドーロ・テクニックをよく使います。ただしスキマ時間が30分以内の場合はそれにこだわりません。
音楽も、本番同様の模試にチャレンジする時以外は必ず何かを流しています。バロック系のクラシックや、無機質なテクノ系がおすすめです。ほとんど邪魔にならず、集中力が高まっていくにつれていつの間にか聞こえなくなっている、という状況が好きです。
アプリを操作していると曲選びで悩んでしまうので、スマートスピーカー(アマゾンのアレクサ)を声で操作しています。たまに全然意図していない曲がかかるのはご愛嬌。
ですが、どのようなジャンルであれ、音楽を流すこと自体が集中力を阻害するという研究結果もあるようです。このあたりはご自分の考え、あるいはお好みでどうぞ。
コメント