ミニマリストと音楽:音を楽しむためのミニマルな環境とは

目次

「行動に集中するため”だけ”のミニマリスト超入門」三弐 万理人 より

 私は音楽が好きです。

 聴くのももちろん日常的に楽しんでいますし、楽器を弾くのも、簡単なDTMでオリジナル曲を作るのも大好きです。

(楽器の腕前とか、作曲のセンスとかはそっとしておいて下さい。楽しんでるだけのレベルです・・・)

音楽を十分に楽しむためにも、ミニマリスト的な思考は役に立つのです。

 音楽を楽しむためのミニマル環境は、リラックスして音楽を聴くための空間を作り出すことです。余計なものをそぎ落として、音楽に集中できる環境を作ることが目標となります。

・音楽を聴くためのスペースを作る

 リビングルームやベッドルームの片隅に、音楽を楽しむための専用スペースを作ります。余計なものを取り除き、シンプルな環境を作り出します。椅子やソファーを置き、リラックスできる雰囲気を作り出しましょう。

 最近はデスクトップオーディオというジャンルも注目されています。
 メインデスクのPCを中心としたオーディオシステムのことです。PCにアンプ内臓の外部スピーカーを接続するだけでもまったく音が変わるので、お手軽です。

 この場合は、デスクをすっきりとさせることが音楽のためのミニマルな環境構築の肝となります。そもそもスピーカーの前に物があると、あきらかに音質が落ちるのが実感できるので、自然ときれいに片付ける習慣ができるでしょう。

・音楽を聴くための高品質で最小限の機器を用意する

 ステレオやスピーカー、またはヘッドフォンを使って、高音質な音楽を楽しむことができます。ミニマリストは、高品質の機器を選びますが、必要以上に多くの機器を持つことはありません。

 この意味でも、机の上で高品質なオーディオ環境が作れるというデスクトップオーディオというジャンルは要注目ですね。
 最初から凄いシステムを組まなくても、

外部スピーカー導入 → DAC(PCの音楽出力をアナログに変換する装置)導入 → アンプ導入 → それぞれ少しづつステップアップさせる

 などというように、好みと予算に合わせてグレードアップしていけるのが魅力です。

・サブスクを利用する

 音楽の収集についても考えましょう。

 CDやレコードなどの物理媒体をコレクションすることも楽しいのですが、強いこだわりがない場合は、ミニマリストはデジタル音楽に移行するべきでしょう。ストリーミングサービスを使うことで、自分の好きな音楽をほぼ無限に手軽に聴くことができます。

 大昔、FMラジオをカセットテープに録音していた自分としては、本当にいい時代になったなあと思います。

・音楽を楽しむための時間を作る

 忙しい生活を送っていると、音楽を楽しむ時間がなかなか取れないことがあります。しかし、ミニマリストは、必要なものに集中し、余計なものを取り除くことで、時間を作り出すことができます。

 音楽を聴く時間を予定に入れて、ストレスを解消し、リラックスして過ごしましょう。

 私は風呂上がりから寝るまでの時間を、音楽鑑賞時間に設定しています。ただしあまり激しい音楽は聴けません。興奮して眠れなくなるので・・・。

私のミニマルな音楽環境

 私の場合は音楽は聴くだけではなく、作ったり演奏したりという楽しみも追求したいと思っています。

 中でも今は、ピアノとアコースティックギターを練習することが一番やりたいことです。
 そこでピアノ代わりのMIDIキーボード(スペースの都合上、49鍵盤なのが残念。近いうちにどうにかして88鍵盤を導入予定)を、メインデスクのすぐとなりの小さな机に常設しました。これで椅子を1/4回転させるだけですぐにキーボードに手が届きます。
 譜面台も置いて、練習中の譜面は常に出しっぱなしです。
 
 ギターはケースに入れるのをやめてスタンドに立てかけておくようにしました。これは椅子を半回転させると手が届く位置にあります。
 クリップチューナーはギターにつけっぱなしです。
 ギターの譜面は、以前、iPadにかなりの量をスキャンして取り込んであるので、すぐに見られる体制です。ピアノの譜面もスキャンしたいのですが、なかなか時間がとれないのが悩みどころ。
 
 これで「楽器を練習するためのミニマルな環境」は、改善の余地はあれど、まあまあ整ったということにします。

 次は音楽制作(DTM)に集中するためのミニマルな環境と、小さくても高音質なデスクトップオーディオ環境を構築していこうと思っています。


 ただしご存知の通り、どちらも極めることなど到底不可能な「沼」であります。お金をかけようと思えば、無限にかけられてしまいます。どのあたりで妥協できるかが勝負です。

続きはこちらの書籍にて

[ Life Hack Fanatics ]の書籍は Kindle Unlimited で無料でお読みいただけます

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次