やることを減らす:それは本当にあなたがやらなくてはいけないことなのか?

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「時間があったはずなのに、時間がなくなっているのはなぜか」三弐 万理人 より


 
 「自由時間」に人生の目標のための行動を集中して行う前に、「自由時間」を少しでも増やすことができないか、検討と確認をしておきましょう。
 これは今ある「自由時間」の貴重さを、そして人生の意味を再確認する作業でもあります。

私たちが時間がないと感じる理由は、やらなくてはいけないことが多すぎるから


 どうしてもやらなくてはいけないことが多くなって、通常の業務時間(家族のための時間も含む)でそれらが完了しなければ、自分のための「自由時間」や、睡眠時間にまで侵食してくるのは当然のことです。

 また恐ろしいことに、自分の頭の中で「やらなくてはいけないことが多すぎるっ!!」と考えるだけで、そのストレスから生産性が落ちることがわかっています。

 ここでは頭を柔軟にして、すなわち実行可能かどうかはさておいて、以下の質問について考えることで「やらなくてはいけない事は本当にどうしてもあなたがやらなくてはいけないことなのか?」について考えてみて下さい。

それは本当にあなたがやらなくてはいけないことなのか?【仕事編】

1.なぜこの仕事を自分がやらなければならないのだろうか?
2.もし自分がこの仕事をやらなかった場合、どのような影響があるのか?
3.この仕事が自分の人生の目標や価値観と一致しているのか?
4.この仕事をやらなくても他の人が代わりにできるのではないか?
5.この仕事に費やす時間とエネルギーを他の重要なことに使えるのではないか?
6.この仕事をやらなくても自分のキャリアや成長に支障はないのか?
7.もしこの仕事をやらなくても自分の自己評価や自己価値は変わるのか?
8.この仕事に取り組むことで得られるメリットとリスクはどの程度か?
9.他の優先順位の高いタスクや目標と比べて、この仕事が本当に優先すべきなのか?
10.もしこの仕事をやらなかった場合、将来後悔する可能性はあるのか?

これらの質問を通じて、自分自身と向き合い、その仕事が本当に自分にとって重要であり、やらなければならないものなのかを考えてみてください。それによって、自分の時間とエネルギーをより意識的に管理し、本当に大切なことに集中することができるでしょう。


それは本当にあなたがやらなくてはいけないことなのか?【家族・生活編】


 
1.なぜこの家事や手伝いを自分がやらなければならないのだろうか?
2.もし自分がこの家事や手伝いをやらなかった場合、どのような影響があるのか?
3.この家事や手伝いが家族の幸福や健康にどの程度関わっているのか?
4.この家事や手伝いを他の家族が代わりにできるのではないか?
5.自分がこの家事や手伝いをやることで、家族との関係が良好になるのか?
6.自分がこの家事や手伝いをやらなかった場合、他の家族の負担はどの程度増えるのか?
7.この家事や手伝いに費やす時間とエネルギーを他の大切なことに使えるのではないか?
8.もし他の家族が同じような責任を持ち、分担することができるのであれば、なぜ自分が一人で全てやらなくてはならないのか?
9.この家事や手伝いが自分の人生のバランスや幸福感にどのような影響を与えているのか?
10.もしこの家事や手伝いをやらなかった場合、家族との関係や家庭の雰囲気にどのような変化が起こるのか?

これらの質問を通じて、家族のために行っている家事や手伝いの意義や重要性を再確認してみてください。また、家族とのコミュニケーションや分担の方法を考えることで、より効果的な家事や手伝いのスケジュールや役割分担を見つけることができるかもしれません。
 
 
 
 なお本項の意図は、仕事や家族との関わりをできるだけ減らして自分の時間を見つけよう、と言うことでは決してありません。

 小さな意味では、自分がしなくても良い事は人に任せるなどして、自分の時間を少しでも増やすことが目標。
 大きな意味では、自分と家族、そして仕事とは何かを考えることで、より良い人生を目指すことが目標です。

発行 2023年5月29日

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