お金を自分の味方にするための、お金の管理のポイント

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「お金のことはあまり考えずに幸せに暮らすお金術」大道寺 大 より

お金のことをあまり考えずに幸せに暮らすためのライフハック

お金は、私たちの生活において非常に重要な役割を果たしています。しかし、お金にとらわれすぎると、その恩恵を享受できないだけでなく、ストレスや不安を引き起こすこともあります。ここでは、お金を自分の味方にするためのポイントをご紹介します。

1 収支管理を徹底する

 お金を管理するには、収支のバランスをとることが重要です。まずは、自分がどのくらいのお金を使っているのか、どのくらいのお金が入ってくるのかを把握しましょう。収入から支出を引いた差額がプラスであれば、収支がバランスしているということになります。もしマイナスであれば、支出を見直して収支をバランスさせるように努めましょう。

 目指すは、特に厳しい我慢をすることもなく普通に生活しているのに収支がプラスになっていて、わずかづつでも確実にゆとりが増えていく、という状況です。

2 貯蓄を習慣化する

 お金を自分の味方にするためには、貯蓄を習慣化することが重要です。毎月定額の貯蓄をすると決めてしまうことで、将来の不安を軽減できます。当然、貯蓄をすることで、予期せぬ出費に備えたり、将来の夢や目標に向けて資金を貯めることができるようになります。

3 キャッシュレス決済を活用する

 現金を使う場合、どこかでお金を出すために財布を探す必要があります。そのため、財布の中身が見える状態になってしまいます。お金が見えてしまえばお金のことを考えずにはいられません。
 一方で、キャッシュレス決済を活用すれば、そのような心配はありません。スマートフォンやクレジットカードなどを使って決済すれば、財布の中身が見えないため、お金に関するストレスを軽減することができます。

 ただし、未だに「キャッシュレスだと使いすぎてしまうので嫌だ」という方もいらっしゃいます。「クレジットカードは借金だから嫌だ」という人も。
 気持ちはわからないでもないですが、ファイナンシャル・プランナーとしていろいろな方を見てきましたが、正直、現金だろうがキャッシュレスだろうが、使いすぎる人は使いすぎてしまいます。

 そして確かにクレジットカードには借金という側面がありますが、翌月一括払いにしている限りは単なる支払いの繰延です。それよりも何に使ったがすぐわかる、ポイントが付くなどの利便性のほうが勝ります。
 ただし、リボ払いだけは最悪の借金ですので、ご注意ください。

4 銀行口座を見直す

 普段使いの口座と貯蓄用の口座を分けることで、支出の管理がしやすくなります。また、銀行口座の金利を比較して、より高い金利をもらえる口座を選ぶことも大切です。さらに、不要な手数料やサービスを見直すことで、支出を減らすことができます。

 ただしあまりにも口座を分散させすぎると管理が大変になりますので、私としては「普段使い用」「貯蓄用」「人生の目的のためなどの特別な資金用」などの3つ程度の口座を保有することをおすすめします。そのうちひとつはネット専用バンクにしておくとより便利でしょう。

5 投資を考える

 投資を考えるということは、将来的な資産形成や収入の増加を見据えた行動といえます。しかし、投資にはリスクが伴いますので、十分な知識や情報収集が必要です。以下では、投資を考える際に注意すべきポイントについて説明します。

 投資の種類には様々なものがあります。株式投資や不動産投資、投資信託や債券投資など、自分に合った投資先を選ぶことが重要です。そのためには、自分自身のライフプランや資産形成の目的を明確にし、それに合った投資商品を選ぶことが必要です。

 投資にはリスクがつきものです。そのため、リスクに対する認識と、どの程度のリスクを取ることができるかを考慮する必要があります。具体的には、投資のリスクに対する保証や補償があるかどうか、投資対象の企業や不動産の信頼性や実態を確認することが大切です。

 投資にはコストがかかることがあります。手数料や手数料以外にも、税金や保険料などの費用がかかる場合があります。そのため、投資商品を選ぶ際には、コスト面も含めたトータルリターンを考慮することが重要です。
 また、投資に関わる作業時間や、検討するための時間も立派なコストです。
 
 投資には長期的な視野が必要です。短期的に利益を得ることが目的であれば、ギャンブルと同様の行為となります。
 投資には、長期的な目標や計画が必要なのです。そのため、自分が投資する期間や利回りなどの目標を設定し、それに向かって淡々と投資を行っていくことが重要なのです。

 投資は自己責任であるということは、常に肝に銘じて置かなければなりません。投資による損失は自分自身が負うことになりますので、投資先を選ぶ際には、リスクに対する自己判断力や分析力が必要です。また、投資の情報収集にも時間と労力がかかります。

 投資に対してあまりにも時間や労力をかけ過ぎるのは禁物です。ストレスが過大になり、平和な生活が遠のく恐れがあります。前述しましたが、そうなるくらいならば、普通に銀行などに預けておいたほうがマシであると私は考えます(ただし、普通預金口座であっても、今後導入が予定されている口座維持手数料などで、事実上のマイナス金利にならなければ、の話ですが)。

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